彩りの手刺繍人

2020年度 詩歌と短歌

2020年度 詩歌と短歌

五月待つ花たちばなの香をかげば昔の人の袖の香ぞする    by古今和歌集 詠み人知らず風薫る花橘の蕾にも春の音数えて知らせを待ちたるbyJinju(返歌)『狂人唄〜ゲームチェンジャー』天空に広げる手からかっさらいかっさらう気高い爪畏れなくただ在るのは躍動する心音それは叶わぬ事が叶う瞬前のような切望と期待に溢れて私の心を充たしてくれた あの爪が血塗れにしようとも 嗚呼全てをかっさらいかっさらう滑空する天...

2019年度 詩歌と和歌
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2019年度 詩歌と和歌

風渡るゼフュロスの花摘みとりて空に吹かば彼方知らせむ【意訳】『東風吹かば~』返歌。ゼフュロスの風に春を知りましたので、花を摘みとり風にのせて遠いところの私の主へ手紙を書きましょう。 まどろみにかすかきこえし母の声ゆめうつつにも切なに恋しbyJinju琴ひきのすり鳴る絹の合わせにも弾く指の音夜艶に奏でしbyJinju 弓線の弾き鳴る夜の鳥の声掠れ響けど絶ゆることなしbyJinju くちなしの滴る蜜の垂れ落ち...

2018年 短歌や詩歌

2018年 短歌や詩歌

いみじくも微か揺れ浮くひとすじの玉光るるを誰ぞ知らんやby仁壽漆海に灯る玉火のみちわたり彼の名を誰に豈に知らしむやby仁壽天と地を分かつものなき漆黒に揺らめく彼方不知火のごとしby仁壽黄金日の煌めき冴ゆる綿雪野彼の轍追う静けき足音by仁壽『Cruinne』羽衣のよに心地よく羽のように軽やかなる宇宙(そら)の浩然たるや人の心は空のよう花びら一枚舞い上がるあの空彼方 届くよに既に深く青い宇宙(そら)眺め見得るは心のみ君と...